
霜が降りる時期の車の運転は、視界の確保と路面の凍結への対応が非常に重要になります。出発時の注意点をまとめてみました。
最も重要なのは、フロントガラスや窓の霜・氷を完全に除去し、クリアな視界を確保することです。霜が残ったままの運転は非常に危険です。
霜の除去は徹底的に
デフロスター(暖房)を使う: エンジンをかけ、エアコンをデフロスターモード(扇形に3本の矢印のマーク)に設定し、温度と風量を最大にして温風をフロントガラスに当てます。時間はかかりますが、内側から溶かす基本の方法です。
解氷スプレーを使う: 急いでいる場合に最も効果的です。霜に吹き付けると、アルコール成分で素早く溶かすことができます。
スクレーパーを使う: 専用のヘラ(スクレーパー)で優しく削り取ります。力を入れすぎるとガラスを傷つける可能性があるため注意が必要です。
【絶対に避けるべきこと】熱湯をかける
急激な温度差でフロントガラスにヒビが入ったり、割れたりする危険性があります。また、溶けたお湯がすぐに再凍結して、より強固な氷になってしまうこともあります。
どうしてもお湯を使う場合は、**人肌程度のぬるま湯(30℃程度まで)**に留め、すぐに拭き取るかデフロスターを併用しましょう。
サイドミラーやワイパーも忘れずに
サイドミラーやリアガラス、ワイパーブレード(ゴム部分)に付いた霜や氷も必ず除去してください。ワイパーが凍っている場合は無理に動かさず、デフロスターなどで溶かしましょう。
霜が降りるような冷え込んだ朝は、路面が凍結(アイスバーン)している可能性が非常に高いです。
「急」な操作をしない
急発進、急加速、急ハンドル、急ブレーキは全てスリップの原因となります。凍結路面では、タイヤのグリップ力(摩擦力)が極端に低下しているため、**「やさしく」「ゆっくり」**操作することを徹底してください。
特に発進時は、アクセルをじわりと踏み込み、ゆっくりと車を動かし始めましょう。
車間距離を十分に
乾燥した路面と比べ、凍結路面での制動距離(止まるまでに進む距離)は大幅に伸びます。普段の2倍以上の車間距離をとって、いつでも止まれる余裕を持ちましょう。
エンジンブレーキを積極的に活用
速度を落とす際は、フットブレーキだけに頼らず、シフトダウンするなどしてエンジンブレーキをメインに使って減速しましょう。
凍結しやすい場所に注意
特に以下の場所は日陰や風通しなどの影響で凍結しやすいため、スピードを落とし、細心の注意を払って走行してください。
橋の上、トンネルの出入り口
交差点や信号の手前(車の停止・発進で路面が磨かれてツルツルになっていることがあるため)
日陰になっている道路
霜が降りそうな夜には、以下の対策をしておくと翌朝の準備が楽になります。
フロントガラスカバーをかける: 市販の凍結防止カバーを前夜にかけておけば、朝はカバーを外すだけですぐに出発できます。
撥水コーティングをする: ガラスに撥水剤を塗っておくと、水分の付着を抑え、霜が降りにくくなったり、除去しやすくなったりします。
ワイパーを立てておく: ワイパーがガラスに凍りつくのを防げます。
安全な運転のために、時間に余裕をもって出発し、焦らずに準備をしてください。